大工の田中さん

今週のお題「人生で一番高い買い物」

4年前、転職した。前職では転勤が多かったため、当然ながら賃貸住まいだったのだが、新しい職場では転勤がまずないということもあり、妻の実家の庭に家を建てさせてもらえることになった。

家のイメージを固めつつ工務店選び。偶然、妻の小学生の時の同級生が一級建築士になり、彼の父親の工務店を継いだところだったのでそこにお願いした。概略の間取りを固めるまで約半年。子どもたちに家でどんなふうに過ごしてもらいたいかを考えた結果、家の中で走り回って遊ぶことができるように、壁や柱が少ない造りとした。

想像するのは簡単だが、実現するのは難しい。予算の都合上、木造とせざるを得なかったので、柱や梁は太くなる。既製品では太さが足りない。長くて太い木材を調達してもらうとともに、それを扱える大工さんを探してもらう。結局、隣の県から来てもらうことになった。大工さん(田中さん)は、「こんなの見たことねえよ」などと言いながら、木材を現場で切り出し図面通りに組み上げていく。建築中の家の中の作業台にはカンナが常に置いてあったので、子どもと一緒に現場を見に行ったときにはそれで端材を削らせてもらった。紙のように薄い切り屑をお尻につけて、しっぽ取りをしたりする。田中さんはそれを見て笑っていた。

それから半年して、家が完成した。田中さんは、「疲れたけどいい仕事ができた、大地震でもこの家は絶対倒れない。」と満足そうだった。うちの子どもたちはいまも元気に家の中で走り回っている。

 

ストリートダンスの練習

ダンスの練習をして遊んでいる。アクロバットブレイクダンスの練習を、Youtubeを見ながら3年間やっている。倒立やフットワークなどの要素練習が主で、ゆっくりながらも上達があり面白い。

私のダンスの練習を見た義母が、2か月前にスポーツクラブのチケットをくれたので、試しにヒップホップのクラスに参加してみた。初心者向けなので振り付けは簡単に覚えられる。しかし、他の参加者と比べるとなんだか動きがダサい。うまい人は、動きの前のタメや動いた後のトメ、指先の向き、目線の向きなど、初めての振り付けでもすぐにかっこいい動きができている。基本がしっかりと身についているのだろう。

かっこいい動きをするための基本を覚えようと、ストリートダンスの教科書となるような本を探した。しかし、近場の本屋にはない。図書館にもない。大きめの本屋にもない。池袋のジュンク堂まで行き、ようやく1冊見つかった。発刊されたのは2011年・・・。ストリートダンスは口伝なのだろうか。

ステップ、アイソレーション等の基本をこの教科書で身に付けようと、仕事から帰った後30分程度毎日練習している。妻は靴下で床をこする音がジュリジュリうるさいと言っている。

 

 

データ入力削減

データ入力の時間を短くしたい。製品の加工履歴の手書きの帳票があり、そのデータを月初にデータベースに入力し直している。加工現場にはパソコンがないエリアがあり、直接パソコンで入力できない従業員がいる。また、加工履歴は加工の証拠になるので後から書き直してはいけない。そのため、いまでも手書きを続けている。

手書きの帳票を自動でパソコンに取り込めるツールもある。Adobe AcrobatなどのOCR機能である程度はデジタルデータとして認識できる。しかし、精度は十分とは言いがたい。シリアルナンバーの時など、ゼロ(0)とオー(o)を逆に認識してしまうことも多い。

先日、入出荷担当のところに行った時に、ヤマト便の伝票を見つけた。郵便番号欄に薄く点線が書いてあり、それに合わせて数字を書くようになっている。このような下準備があれば、手書きのデータをデジタルデータとして認識しやすくなるのではないか。

帳票のエリアを区切り、そこの入力値を数字としてのみ認識させるなどの工夫をすると、デジタルデータを間違いなく自動入力できるようになると考える。